2013年9月29日日曜日

東京生活終了まで1週間

前回の2年間の世界周遊から帰国してからちょうど4年が経った。
そして、4年間の東京生活は残り1週間となった。

世界遊牧住み渡りに憧れている間は夢想しているだけで楽だったが、実際に旅立ちが日が迫ってくると不安の方が大きくなる。安定した収入を得られる仕事を辞め、居心地のいいアパートを解約し、パスポートとデジタルグッズ、数枚のカード、衣服を詰め込んだバックパックだけ持って世界に飛び出して本当にいいのか不安がよぎることも多々ある。
まぁ…でも、他の誰でもない自分自身で思い描き、計画し、実行しようとしている住み渡りなんで不安を覆すものを期待するしかない。
そして、これまで何度も旅してすでに知っていることだけど、旅する舞台である世界は絶対に裏切らない。なかなかその日の宿が見つからず苦労したり、バスが定刻通りに来なくてウンザリしたり、ファンしかない暑い部屋で寝苦しさに苛まれることはあるだろうが、旅の路上で見るもの、触れるもの、感じるものがどれほど素晴らしいかはすでに知っている。旅の路上の風景は色褪せることはないし、どんな風景であれ、期待を裏切ることはない。
だから旅の行方に大きな不安があっても潔く出発できるのだと思う。

東京生活終了まで1週間なので、これまで何度も見てきた街を自転車で廻る。
4年過ごしてもまだまだ住みたいと思ってしまうような風景がたくさんある。
ちょっとした余裕をもてれば、東京も十分旅の路上になりうると思った。